少し久しぶりにMAXVIEW(WEB)を起動しようとしたところ、表示されず、
ファイヤーウォールの設定か、JAVAなのか、原因がすぐに分かりませんでしたので、
取り急ぎ、コマンドラインで RAID1 の構成を行いました。その時のメモを以下に記載します。
管理者コマンドプロンプトを開きます。
既定ではおそらく以下のフォルダにコマンドライン用のコマンドが入っていますので、
cd で移動します。
cd C:\Program Files\Adaptec\maxView Storage Manager
ADAPTEC のカードの番号は 1 からのようで、1枚しか挿さっていない場合、
大抵は、
arcconf getconfig 1
にて、設定が表示されます。
各物理ドライブは、<Channel# ID#> という、半角スペースで区切った2つの数字によって識別されています。
これは arcconf getconfig 1 だけでは、そのものずばりが表示されませんので、念のため、
arcconf getconfig <RAIDカード番号#> PD <Channel# ID#>
のようにして、<Channel# ID#> の物理ドライブを表示して確認します。例えば、
arcconf getconfig 1 PD 0 1
のようにします。チャンネル 0 ,ID 1 のドライブです。
そのようにして、今回 RAID1 として構成する対象のドライブを全てメモします。
私の環境では今回は、0 0 と 0 1 です。以下、そのようにして説明を進めます。
実際にRAIDを構成する前に、接続したてのドライブは ステータスが RAW になっていますから、
ready にしておく必要があります。
以下のようにします。
arcconf TASK START <RAIDカード番号#> DEVICE <Channel# ID#> initialize
私の環境では今回は以下です。
arcconf TASK START 1 DEVICE 0 0 initialize
arcconf TASK START 1 DEVICE 0 1 initialize
確認が表示され、 y を入力して enter を押さなければ実行されませんので注意します。
これで、0 0 と 0 1 が ready になります。
その後、以下のようにして RAID1 を構成します。
arcconf CREATE <RAIDカード番号#> LOGICALDRIVE Name <論理ドライブ名> <サイズ> 1 <Channel# ID#> <Channel# ID#>
例えば以下のようにします。サイズはMB単位にて、MAXにすると、最大容量を割り当てます。
サイズのあとの固定値の 1 が、RAID1 という意味です。
arcconf CREATE 1 LOGICALDRIVE Name RAID1Volume MAX 1 0 0 0 1
少し分かり難いですが、末尾の 0 0 0 1 というのが、物理ドライブ 0 0 と 0 1 という意味です。
これで、0 0 と 0 1 を使って RAID1 を構成することが出来ました。
「コンピューターの管理」や、「diskpart」を使って、フォーマットして使用できます。
もちろんですが、RAID0もできます。しかし、今回は行っていませんので、記載は控えます。
arcconf CREATE
にてヘルプが表示されます。
以上で、説明は終了です。
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