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Adobe Character Animator を利用してリップシンク解析を行い、その結果をCSVとしてエクスポートする

Adobe Character Animator を利用してリップシンク解析を行い、その結果をCSVとしてエクスポートする


今後実装されるかもしれませんが(もしくはどこかに既にあるのかもしれません)、Adobe Character Animator を利用して解析した、
Aa や Oh などのフォニームを、Blender や MMD などのためにエクスポートする方法が見つかりませんでしたので、
色データとして出力し、それを読んでCSVとする手順を構成しました。
Adobe Character Animator 及び Python環境が必要です。Python には、PIL追加ライブラリが必要です。
PIL 追加ライブラリ:https://pypi.org/project/pillow/

1、以下よりダウンロードします(キャラクターデータ および Pythonコード)
ダウンロード

2、ダウンロードに含まれる、口の動きを色として出力するキャラクターデータ(character_color_fonim.psd)を、Adobe Character Animator に読み込みます。

3、動画全体の大きさは32x32とします。
動画全体の大きさの設定は、左上のプロジェクトのウェルから、シーンを選択すると表示されるプロパティの中にあります。
通常の手順でリップシンク解析し、ファイル > 書き出し > PNGシーケンスとWAV にて出力します。
※ 出力する前に、フレームレートの設定を確認するとよいと思います。デフォルトは24fpsだったと思いますが、30fpsの方が扱いやすい場合があります。
フレームレートの設定も、シーンのプロパティの中にあります。

プロジェクトに、character_color_fonim.psd と、作成した音声ファイルを読み込み、
タイムラインに追加します。タイムラインの character_color_fonim と、音声 を両方選択した状態で、
上のメニューの「タイムライン」から、「シーンオーディオからリップシンクテイクを計算」を選択します。
すると、計算が開始されます。

「ファイル」>「書き出し」> pngシーケンスとwav を選び、保存ファイル名を指定します。
書き出しごとに、フォルダを作成することをお勧めします。
保存名は、abc など単純なものにして下さい。
ここでは abc としたとして説明します。
32x32の、単色のPNGの連番ファイルが作成されるはずです。

4、出力されたファイルのうち、PNG以外の、WAVなどは使わないので削除します。
5、ダウンロードに含まれる、Pythonコードを使用して、CSVに変換します。
具体的な手順として、
a、テンポラリ用の任意のフォルダを作成する。c:\fonimtemp など。
b、ダウンロードに含まれる、cout.py を c:\fonimtemp の直下に配置します。
c、4で出力したPNGが全て入ったフォルダを、フォルダごと、フォルダ名を変更せずに、その中に配置します。
今回は、書き出し時に abc という名前で保存しましたので、c:\fonimtemp\abc となります。
d、pythonが実行できるコマンドライン環境にて、
cout.py "c:\fonimtemp\abc"
とします。abcは、書き出しの際のファイル/フォルダ名です。
python にパスが通っている DOS 環境の場合は、
python cout.py "c:\fonimtemp\abc"
となります。
e、c:\fonimtemp の直下に フレーム番号とフォニームのCSVが出力されます。

出力されたフォニームを MikuMikuDance に適用するために、MikuMikuMoving のプラグインを
用意しました。以下よりダウンロードします。
ダウンロード

MikuMikuMoving の Plugins フォルダの直下に、解凍した2つのファイルを配置し、
MikuMikuMovingを起動してください。
「フォニーム適用」というフォルダが現れますので、テキストボックスに、CSVの内容をコピーし、
「フォニーム適用」ボタンを押して下さい。数十秒~数分にて、フォニームが適用されます。
必要なモーフは以下です。

口_口角上げ
口_口角下げ
口_あ
口_い
口_う
口_え
口_お
口_ん

「口」は、「ろ」ではなく、「くち」です。

データの保全のため、必ずバックアップを取ってから使用して下さい。

以上で、説明は終了です。



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