露出と感度、ボケについて

● 露出について

暗い部屋などでは、光が足りないので、その分シャッターを長く開けていなければなりません。
15分の1秒などです。すると、手ブレしやすくなります。
そこで、カメラの感度を上げます。ISO:100が標準の場合、 ISO:1600などにします。
すると、シャッタースピードが上がり、125分1秒などになり、手ぶれしにくくなりますが、
感度を上げると、画像にノイズが乗ります。 難しいところです。
40分の1秒くらいでも手ブレしないように練習すると良いです。

● どうしたら背景がボケるのか。

1つは、F値の小さいレンズを使うことです。(F1.4 や F2 など)
F値の小さいレンズのことを「明るいレンズ」と呼びます。

明るいレンズは、多くの光を取り込むことができ、
暗い部屋などでもシャッタースピードを速く保ったまま撮影できます。

背景をボカす為に、実際撮影するときにはカメラを「絞り優先モード」というモードにセットします。
そして、絞り(F値)を小さい数字にセットします。(F1.4 や F2 など)

例えば、F2のレンズを使っている場合は、絞りをF2よりも小さい値にすることは出来ません。

もう1つは、望遠レンズを使うことです。
望遠レンズとは、大きい焦点距離のレンズのことです。200mm~500mmなど。
焦点距離とは、どれだけ遠くのものを拡大して撮影できるかの度合いのようなものです。
この数字が小さいと、逆に広角になり、風景などを撮るときに役立ちます。24mmなどです。
広角でも望遠でもない、普通の焦点距離は35mm~50mmくらいです。

200mm F2 などを使うと本当にボケますが、非常に高価なレンズです。

ボケるレンズは、

24mm F1.4 ~ F2
35mm F1.4 ~ F2
50mm F1.4 ~ F2
85mm F1.4 ~ F2
135mm F2 ~ F4
200mm F2 ~ F4
300mm F2.8 ~ F5.6

などです。50mm F1.4 や 50mm F1.8 などが手ごろです。

また、もう1つは、被写体に出来るだけ近づいて撮ることです。
しかしレンズには、近づける限界の距離がありますので、
ピントが外れていないか注意する必要があります。

カメラに最初に標準でついてきたズームレンズで背景をボカしたい場合は、
カメラを絞り優先モードにセットし、できるだけF値を小さくして、
カメラをズームして、被写体に近づいて撮ります。

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