サイドチェインとは、あるトラックのコンプなどのエフェクトの効果を、
別のトラックの状態によって変化させることですが、大抵がダッキングに使われているため、
ダッキング=サイドチェイン として解釈されていることが多いです。
ここでは、FL STUDIO でのダッキングの方法を紹介します。
元々は、キックとベースの音が被ってクリッピングが生じることを防ぐためのものです。
キックを4つ打ちに並べます
キックをミキサーの1番に送ります。デフォルトで1になっていると思います。
ダッキングがかかる側の音を追加します。何でもよいのですが、
ここでは例として BOO BASS を追加しました。
ミキサーの2番に送ります。
ミキサーの1番を選択し、マスターへの送信をOFFにして、2番への送信をONにし、更にノブを最小にします。
これがサイドチェインの設定です。
ミキサーの2番を選択し、Fruity Limiter を挿します。
Fruity Limiter を COMPモードにして、SIDECHAINを1にしてください。
THRES(スレッショルド)は最少にして、RATIO(レシオ)は少し上げてください。
再生を押してください。
BOO BASS を鳴らすと、ダッキングがかかっているはずです。
かかり具合は、THRES、RATIO、KNEE で調整してください。
以上で、説明は終了です。
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