次に、DAW上でのエフェクトです。
これがボーカロイドのボーカルをインサートするミキサーのチャンネル用の設定のサンプルファイルです。
初心者の方はこれを使ってみてください。
STANDARD_VOCALOID.zip
ダウンロードしたら解凍してください。
ミキサーの任意のチャンネルを右クリックして「File」>「Open mixer track state」を選び、
解凍したファイルをロードしてください。
読み込むと、スロットの2、3、8が空いています。
3には、お持ちのボーカル用コンプレッサーを入れると良いです。(LA-2Aなど)
8には、お持ちの低遅延のリミッターを入れると良いです。(L3-LLなど)
私は大抵は、
EQ > (ディエッサー) > コンプレッサー > フランジャー > コーラス > リバーブ
の順番でかけています。必要に応じて、そのあとさらにEQか、倍音EQをかけて仕上げます。
最初のEQでは、まず1点を持ち上げて 1500hz あたりをブーストし、
もやっとするところを探します。ここだと思ったら、そこを気持ち下げるとすっきりします。下げない方が良い場合もありますので、聴きながら調整してください。
0hz - 70hz までは思い切り下げてカットします。
この辺の音域はスピーカーによっては聞こえないので注意が必要です。
100hz - 500hz あたりは緩やかに下げます。
1500hz を±0として、そこから5000hzまで緩やかに上げます。
5000hz から 15000hz まで、緩やかに±0に戻します。
15000hz から 20000hz にかけて思い切り下げます。
これは一例です。EQの設定は、1曲作ったらそれを使い回しできるわけではなく、
楽器やボーカルのその曲での音域や、曲の調によっても、かけるべきポイントが変化しますので注意が必要です。
周波数とはすなわち音程であることを理解する必要があります。
周波数表
曲によってオケに埋もれる部分の調整などもしなければならないので、
オケのEQ調整とともに、色々やってみることが重要だと思います。
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